こんな私にも、師と仰ぐ人物がおります。
最初に勤めたサロンの、兄貴的存在の方でした。
*こんな高橋とは?
ブローが下手すぎてお客様が激怒。
シャンプーがいい加減すぎてお客様が激怒。
仕事ができない癖に、言うことは生意気
白髪染めが一本染まっていなく、マッキーでこっそり塗る。
etc…
そんな私でも、見捨てずに練習を教えてくれたり
ご飯に連れて行ってくれたりと可愛がってくれておりました。
20年以上、音信不通の弟子
しかし、その師匠、私がその店舗を辞めた後
不慮の交通事故にあってしまい
残念ながら、記憶喪失になってしまったそうです。
そんな矢先、先輩美容師からこんなお誘いがありました。
![ヘアワークフラックス](http://i0.wp.com/biyoushijinsei.net/wp-content/uploads/2017/02/IMG_B560A29227E4-1.jpeg?resize=300%2C194)
私の師匠がバイク事故で記憶喪失気味だったんだけど、
リハビリの結果少しづつ記憶を戻している。
でも、数名しか覚えてないから、
会ってもお前誰だよ?ってなるかも知れない。
でも、北海道から来るので
リハビリに必要だから会いに行きなさい。
だそうです。
事故に遭ってしまったまでは聞いていたのですが、
その後は連絡方法も無く、お見舞いにも行けなく
20年以上が経っていました。
ちょ、記憶喪失だったんじゃないの?
20年以上が経ち、久々の対面
同席した先輩が、
「高橋だよ、覚えてる??」と聞いた結果
「おおー高橋!あの、仕事が一番出来ない(カットをする真似)(ブローをする真似)高橋か!」
「忘れるわけ無いじゃん、だって仕事が全然出来なかったもんな」
もう、ぶっとばしたく涙が出そうになりましたよね。
覚えている人間が限られているって言ってたのに、覚えてくれていたんです。
でも、やっぱりカットはさせてくれません。
私も47歳になり、そこそこカットの腕前も自信があるのですが
やっぱり、カットは当時からNo.1の腕前の先輩にしてもらっておりました。
![ヘアワークフラックス](http://i0.wp.com/biyoushijinsei.net/wp-content/uploads/2017/02/bb2f1c2baa249a6f94e83eca8904eeb8.png?resize=300%2C225)
記憶喪失のドサクサに紛れて切ってやろうとも思ったのですが。
ただ、この腕前No1の先輩
待ち合わせ時間を3時間も遅く私に知らせて来たので
ちょっとそちらのほうがリハビリが必要だなと思いました。
みなさん、特にお世話になった方は
常に大事にした方がいいと思います。
孝行のしたい時分に親はなし
って言いますからね。
追記
![ヘアワークフラックス](http://i1.wp.com/biyoushijinsei.net/wp-content/uploads/2017/02/IMG_0965.png?resize=300%2C263)
やっぱり…