高橋、記憶喪失の師匠に会いに行くってさ。

ヘアワークフラックス

こんな私にも、師と仰ぐ人物がおります。

最初に勤めたサロンの、兄貴的存在の方でした。

 

*こんな高橋とは?

ブローが下手すぎてお客様が激怒。

シャンプーがいい加減すぎてお客様が激怒。

仕事ができない癖に、言うことは生意気

白髪染めが一本染まっていなく、マッキーでこっそり塗る。

etc…

タカハシ
ま、ようするに出来ないアシスタント代表って感じでした。

そんな私でも、見捨てずに練習を教えてくれたり

ご飯に連れて行ってくれたりと可愛がってくれておりました。

 

20年以上、音信不通の弟子

 

しかし、その師匠、私がその店舗を辞めた後

不慮の交通事故にあってしまい

残念ながら、記憶喪失になってしまったそうです。

そんな矢先、先輩美容師からこんなお誘いがありました。

ヘアワークフラックス

私の師匠がバイク事故で記憶喪失気味だったんだけど、

リハビリの結果少しづつ記憶を戻している。

でも、数名しか覚えてないから、

会ってもお前誰だよ?ってなるかも知れない。

でも、北海道から来るので

リハビリに必要だから会いに行きなさい。

だそうです。

 

事故に遭ってしまったまでは聞いていたのですが、

その後は連絡方法も無く、お見舞いにも行けなく

20年以上が経っていました。

タカハシ
わかってもらえなくても良いので、会いに行って、立派な姿を見せたい!

 

ちょ、記憶喪失だったんじゃないの?

 

20年以上が経ち、久々の対面

同席した先輩が、

「高橋だよ、覚えてる??」と聞いた結果

「おおー高橋!あの、仕事が一番出来ない(カットをする真似)(ブローをする真似)高橋か!」

「忘れるわけ無いじゃん、だって仕事が全然出来なかったもんな」

もう、ぶっとばしたく涙が出そうになりましたよね。

 

覚えている人間が限られているって言ってたのに、覚えてくれていたんです。

タカハシ
ま、記憶に爪痕残すくらい出来ない部下だったってことよ

 

でも、やっぱりカットはさせてくれません。

 

私も47歳になり、そこそこカットの腕前も自信があるのですが

やっぱり、カットは当時からNo.1の腕前の先輩にしてもらっておりました。

ヘアワークフラックス

記憶喪失のドサクサに紛れて切ってやろうとも思ったのですが。

 

ただ、この腕前No1の先輩

待ち合わせ時間を3時間も遅く私に知らせて来たので

ちょっとそちらのほうがリハビリが必要だなと思いました。

 

みなさん、特にお世話になった方は

常に大事にした方がいいと思います。

孝行のしたい時分に親はなし

って言いますからね。

 

追記

ヘアワークフラックス

やっぱり…